ロジクールGのゲーミングキーボード「G316 X 98」と「G515 RAPID TKL」。
どちらも有線接続のゲーミングキーボードですが、実は方向性はかなり異なります。
G316 X 98はテンキーを残した98%レイアウトとメカニカルスイッチを採用。
一方のG515 RAPID TKLは、薄型テンキーレス設計と磁気式アナログスイッチを採用し、ラピッドトリガーにも対応しています。
そのため、
- G316 X 98とG515 RAPID TKLは何が違う?
- FPSをするならどっちがいい?
- 普段使いもするならどっち?
- 約6,000円多く出してG515 RAPID TKLを買う価値はある?
と迷っている方も多いのではないでしょうか。
先に結論
テンキー・打鍵感・コスパを重視するなら「G316 X 98」がおすすめ。
FPSでラピッドトリガーを使いたいなら「G515 RAPID TKL」がおすすめです。
この記事ではロジクール公式情報をもとに、G316 X 98とG515 RAPID TKLの違いを比較し、それぞれどんな人に向いているのかをわかりやすく解説します。
※本記事は実機レビューではなく、2026年8月時点のメーカー公式情報・製品仕様をもとに比較しています。価格は特に記載がない限り発売時のロジクールオンラインストア価格です。
- G316 X 98とG515 RAPID TKLの違いを一覧で比較
- 違い1:G316 X 98はテンキーあり、G515 RAPID TKLはテンキーレス
- 違い2:G515 RAPID TKLはラピッドトリガーに対応
- 違い3:アクチュエーションポイントを調整できるのはG515 RAPID TKL
- 違い4:G316 X 98はメカニカルスイッチを交換できる
- 違い5:G515 RAPID TKLは高さ22mmの薄型設計
- 違い6:キーのストロークと押下圧も異なる
- 違い7:G515 RAPID TKLはKEY PRIORITYとマルチポイントアクションに対応
- 価格差は発売時で6,270円
- G316 X 98がおすすめな人
- G515 RAPID TKLがおすすめな人
- FPSならG316 X 98とG515 RAPID TKLのどっち?
- 普段使いならG316 X 98とG515 RAPID TKLのどっち?
- G316 X 98とG515 RAPID TKL、結局どっちがおすすめ?
- G316 X 98とG515 RAPID TKLの違いまとめ
- G512 X 98も気になるなら
- 参考情報
G316 X 98とG515 RAPID TKLの違いを一覧で比較
まずは主な違いを一覧で確認してみましょう。
| 比較項目 | G316 X 98 | G515 RAPID TKL |
|---|---|---|
| 発売時公式価格 | 19,580円 | 25,850円 |
| 発売日 | 2026年7月16日 | 2025年10月9日 |
| レイアウト | 98%・テンキーあり | TKL・テンキーなし |
| キー方式 | メカニカル | 磁気式アナログ |
| ラピッドトリガー | 非対応 | 対応 |
| アクチュエーション調整 | 固定 1.9mm | 0.1~2.5mm |
| キーストローク | 3.5mm | 2.5mm |
| ホットスワップ | メカニカルスイッチ対応 | ― |
| KEY PRIORITY(SOCD) | ― | 対応 |
| マルチポイントアクション | ― | 対応 |
| 最大レポートレート | 8,000Hz | 公式仕様表に記載なし |
| 本体サイズ | 384×140×40mm | 354.75×146×22mm |
| 重量 | 880g | 800g |
| RGB | LIGHTSYNC RGB | LIGHTSYNC RGB |
2機種の最大の違いは、「メカニカル+98%レイアウト」を取るか、「ラピッドトリガー+薄型TKL」を取るかです。
違い1:G316 X 98はテンキーあり、G515 RAPID TKLはテンキーレス
まず大きく違うのがキーボードのレイアウトです。
G316 X 98は、その名前の通り98%レイアウトを採用しています。
一般的なフルサイズキーボードより横幅を少し抑えながらもテンキーを残しているため、ゲームだけでなくExcelや数字入力などにも使いやすい構成です。
一方、G515 RAPID TKLはテンキーレスです。
テンキー部分をなくすことで横幅を354.75mmに抑えており、マウスを動かすスペースを広く確保できます。
仕事や数字入力も重視
→ G316 X 98
FPSでマウススペースを広く取りたい
→ G515 RAPID TKL
違い2:G515 RAPID TKLはラピッドトリガーに対応
FPS用途で最も大きな差が、ラピッドトリガーの有無です。
G515 RAPID TKLは磁気式アナログスイッチを採用しており、ラピッドトリガーに対応しています。
キーを押した位置と戻した位置を細かく検知できるため、キーを完全に戻し切る前に入力をリセットできます。
ロジクールのG HUBを使用すると、ラピッドトリガーの設定やアクチュエーションポイントを調整できます。
一方のG316 X 98は通常のメカニカルスイッチを採用しており、ラピッドトリガーには対応していません。
ラピッドトリガーを重視する場合は、G515 RAPID TKLの方が明確に有利な選択肢です。
違い3:アクチュエーションポイントを調整できるのはG515 RAPID TKL
アクチュエーションポイントとは、キーをどこまで押し込んだ時点で入力として認識するかを示す位置です。
G515 RAPID TKLでは、0.1mm~2.5mmの範囲でアクチュエーションポイントを調整できます。
反応を速くしたいキーは浅く、誤入力を防ぎたいキーは深くするといった設定が可能です。
一方、G316 X 98のアクチュエーションポイントは1.9mm固定です。
細かい設定を必要としない人にはシンプルで扱いやすいですが、キーごとの反応位置を追い込みたい人にはG515 RAPID TKLの方が向いています。
違い4:G316 X 98はメカニカルスイッチを交換できる
G316 X 98の大きな特徴が、メカニカルスイッチのホットスワップ対応です。
はんだ付けなどを行わずにキースイッチを交換できるため、好みに合わせて打鍵感や音を変えられます。
たとえば今後、
- もっと軽いスイッチにしたい
- 違う打鍵感を試したい
- キーごとにスイッチを変えたい
と考えた場合にも対応しやすいのが魅力です。
ただし、G316 X 98はアナログスイッチには対応していません。
打鍵感をカスタマイズするG316 X 98と、入力位置を細かくカスタマイズするG515 RAPID TKLという違いがあります。
違い5:G515 RAPID TKLは高さ22mmの薄型設計
キーボードの高さにはかなり大きな違いがあります。
| モデル | 高さ | 重量 |
|---|---|---|
| G316 X 98 | 40mm | 880g |
| G515 RAPID TKL | 22mm | 800g |
G515 RAPID TKLは高さ22mmのロープロファイル設計です。
G316 X 98の40mmと比べると18mmも低く、かなり薄いことがわかります。
薄型キーボードが好きな人や、パームレストなしで使いたい人にはG515 RAPID TKLが魅力的です。
一方で、一般的なメカニカルキーボードらしいストロークや打鍵感が好きな人はG316 X 98の方が好みに合いやすいでしょう。
違い6:キーのストロークと押下圧も異なる
キー自体の感触に関係する数値も違います。
| 比較項目 | G316 X 98 | G515 RAPID TKL |
|---|---|---|
| キーストローク | 3.5mm | 2.5mm |
| 押下圧 | 40g | 35±7g |
G515 RAPID TKLは薄型設計のため、キーストロークも2.5mmと短くなっています。
少ない指の移動量で入力したい人にはG515 RAPID TKLが向いています。
一方、G316 X 98は3.5mmのストロークがあり、一般的なメカニカルキーボードに近い打鍵感を楽しみやすい構成です。
違い7:G515 RAPID TKLはKEY PRIORITYとマルチポイントアクションに対応
G515 RAPID TKLには、ゲーム向けの高度な入力機能も搭載されています。
KEY PRIORITY(SOCD)
AとDなど反対方向のキーを同時に押したとき、どちらの入力を優先するか設定できる機能です。
瞬時の方向転換が重要になるゲームで活用できます。
マルチポイントアクション
1つのキーに2つのアクチュエーションポイントを設定し、押し込み量によって別の操作を割り当てられる機能です。
たとえば、
浅く押す → 歩く
深く押す → 走る
といった使い方ができます。
こうした高度な入力設定を楽しみたい人はG515 RAPID TKLが向いています。
価格差は発売時で6,270円
発売時のロジクールオンラインストア価格は、
G316 X 98:19,580円
G515 RAPID TKL:25,850円
価格差は6,270円です。
この6,270円で得られる主な違いは、
- ラピッドトリガー
- 磁気式アナログスイッチ
- 0.1~2.5mmのアクチュエーション調整
- KEY PRIORITY
- マルチポイントアクション
- 22mmの薄型設計
と考えるとわかりやすいでしょう。
これらを必要とするFPSプレイヤーであれば、G515 RAPID TKLに価格差分の価値を感じやすいでしょう。
逆にラピッドトリガーが不要なら、G316 X 98の方がコストパフォーマンスは高くなります。
G316 X 98がおすすめな人
G316 X 98がおすすめなのはこんな人
- 2万円前後に予算を抑えたい
- テンキーが欲しい
- 仕事や普段使いにも使いたい
- メカニカルキーボードらしい打鍵感が好き
- キースイッチを交換して楽しみたい
- ラピッドトリガーは必要ない
G316 X 98は最大8,000Hzの有線レポートレート、ガスケットマウント、LIGHTSYNC RGB、ホットスワップなどを備えています。
ラピッドトリガーはありませんが、通常のゲーム用途と普段使いを両立するキーボードとして魅力があります。
G515 RAPID TKLがおすすめな人
G515 RAPID TKLがおすすめなのはこんな人
- VALORANTなどのFPSを本格的にプレイする
- ラピッドトリガーを使いたい
- マウスを大きく動かすスペースが欲しい
- 薄型キーボードが好き
- キーの反応位置を細かく調整したい
- テンキーを使わない
特にFPS用途では、ラピッドトリガーやアクチュエーションポイント調整の有無がG316 X 98との大きな差になります。
FPSならG316 X 98とG515 RAPID TKLのどっち?
FPSを重視するなら、基本的にはG515 RAPID TKLがおすすめです。
理由は、
- ラピッドトリガー対応
- 0.1~2.5mmのアクチュエーション調整
- KEY PRIORITY対応
- テンキーレスでマウススペースを確保しやすい
というFPS向けのメリットがあるためです。
ただし、G316 X 98も最大8,000Hzの有線レポートレートに対応しているため、FPSで使用できないキーボードというわけではありません。
ラピッドトリガーをどこまで重視するかが判断基準になります。
普段使いならG316 X 98とG515 RAPID TKLのどっち?
仕事や普段使いも含めて1台で済ませたい場合は、G316 X 98が選びやすいでしょう。
テンキーがあるため数字入力がしやすく、メカニカルスイッチの交換にも対応しています。
一方で、テンキーを使わず、薄型キーボードの軽快なタイピングを好むのであればG515 RAPID TKLも有力です。
G515 RAPID TKLは高さ22mmなので、薄型キーボードを好む人には特に魅力があります。
G316 X 98とG515 RAPID TKL、結局どっちがおすすめ?
コスパ・テンキー・メカニカル重視
→ G316 X 98
FPS・ラピッドトリガー・薄型重視
→ G515 RAPID TKL
両モデルは価格帯が比較的近いものの、方向性はかなり異なります。
単純に「高い方が上位」と考えるのではなく、ラピッドトリガーやテンキーが必要かどうかで選ぶのがおすすめです。
G316 X 98とG515 RAPID TKLの違いまとめ
| G316 X 98 | G515 RAPID TKL |
|---|---|
|
テンキーあり メカニカルスイッチ ホットスワップ対応 最大8,000Hz ガスケットマウント 発売時19,580円 |
テンキーレス 磁気式アナログスイッチ ラピッドトリガー対応 アクチュエーション調整対応 高さ22mmの薄型設計 発売時25,850円 |
ラピッドトリガーが不要で、テンキーやメカニカルキーボードとしての使いやすさを重視するならG316 X 98。
FPSで入力性能を細かく追い込みたいならG515 RAPID TKL。
この基準で選べば、自分に合ったモデルを判断しやすいでしょう。
G512 X 98も気になるなら
「テンキーは欲しい。でもラピッドトリガーも欲しい」という人は、G512 X 98も候補になります。
G316 X 98とG512 X 98については、以下の記事で詳しく比較しています。

